20201104 NO.1
◎議会質問
議会において疑問点を問う行為は「質疑」と「質問」に区分されている。
「質疑」は、提出された議案の疑問点を明らかにするための説明を求めるもので、議題に関係ないことについては言及できず、自分の意見を述べたり提案したりすることはできない。また、各種委員会での審議の経過、結果について本会議で委員長等が行う委員長報告などにも質疑をすることができる。
「質問」は、市政全般についての疑問点などを問いただすもので、質疑とは違って、自分の意見を述べたり提案したりすることができる。
毎年3月、6月、9月、12月に開会される今治市議会定例会は、基本的に、開会初日に提出議案の説明が行われ、その議案研究のための休会日をはさみ、質疑1日、一般質問2日間の本会議が開かれる。ただし、3月議会では、年度当初予算案など市政全般にわたる議案が多くあることから、質疑と一般質問を区分せず、これらをあわせた3日間の本会議となる。
その後、提出議案がそれぞれ担当する委員会に付託されて審議される。最終日の本会議において各委員長が委員会での審議の経過、結果を報告し、それに対する質疑、議案に対する賛否表明の討論を経て表決(採決)されて定例会は閉会となる。
一般質問では、市政全般について疑問点を問いただす中で、議員個人の思いを述べたり、目指すべき政策を提案したりすることができる。このことから、一般質問は議員活動を行う上で最高の見せ場と言っても過言ではない。
今治市議会では、議会のさらなる活性化を目指し、今年度から会派を代表して質問を行う「代表質問」制度を取り入れた。質疑が行われる本会議で、質疑の後、ひき続いて代表質問が行われることになった。
photo-1 議長在任中の記念写真
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