20160913 NO.1
◎参議院選挙を終えて思うこと
7月10日に行われた参議院選挙愛媛選挙区は、まれに見る接戦、8,429票差で山本順三氏が競り勝った。永江氏の活動拠点の松山市で5,880票の負け越しに対して、山本氏の地元今治市、上島町で13,232票勝ち越した。この票差がほとんどそのまま全県の票差になったような結果である。
地元新聞などマスコミの偏見・悪意に満ちた、安全保障政策やアベノミクス経済政策などに対する批判報道による逆風の中、また、知名度で圧倒的に上回る対立候補のことを考えると、票数は僅差であったけれど内容では大勝したと私は思っている。
全県一区の選挙のため、広い選挙区を走り回る候補者本人の声を隅々まで届けることは非常に困難であり、実際のところ、ほとんど届いていない。投票した人の判断基準は、わずかに伝え聞く候補者情報と現政権の政策に対する賛否であったのではないだろうか。
私は、物事を決めていかなくては前に進めないと思っている。その点について現政権は、直面する事項はもちろん、過去の自民党政権があやふやに先送りしてきた問題についても積極的に取り組んでいる。中国、ロシア、韓国などに対しても毅然とした姿勢で立ち向かい、安定した平和な国際社会実現を目指している。長く続いてほしいものである。
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議員会館から見た国会議事堂
7月10日、私は投票が締め切られる午後8時前に家を出、山本陣営の選挙報告会が行われる国際ホテル松山に向った。車載のテレビに映しだされるNHKの出口調査結果は、接戦と言うものの、どう見ても負けている。5ポイントくらい開いているように見える。頼りは過去最多になった期日前票の行方である。
NHK出口調査結果は年代別のものも放映されており、これを見ると、若い年代ほど勝っている。50歳代で負けており、一番人口の多い60歳代で大負けになっている。しかし、このことは、若者が多い松山市ではそんなに差がないことを表しているのではないだろうか。望みをもって開票速報を見ながら待つこと約3時間、予想通りの結果に満足して万歳し、家路についた。
ここからは、私の勝手な想像であるが、若者は情報のほとんどをネット経由で得ている。よく考えて、様々な情報の中から正しいものを選別しているようである。浮動票と思われているものが、実はそうではない。期日前に投票した人の多くも、しっかりとした考えをもって行動しているように思える。まだまだ投票率に表れるほどではないけれど、前向きに物事を進めようとする政治に対して人々が反応し始めたと感じている。
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