20121029 NO.2
◎廃棄物対策特別委員会視察
7月9〜11日、廃棄物対策特別委員会視察で埼玉県熊谷市と神奈川県川崎市に出かけた。熊谷市では、太平洋セメント(株)の工場で、自治体のごみ焼却場から出る焼却灰と煤塵をセメント原料としてリサイクルするシステムを見学した。この視察は、今治市で建設を進めている新ごみ処理施設でも焼却灰等のリサイクルを検討していることを受けてのものであったが、結論から言うと、煤塵中に含まれる塩素除去などの前処理に経費がかかりすぎるため、焼却灰を埋立て処分するほうが経済的、現実的である。それに加えて、関西方面ではこのような焼却灰を受け入れる工場等がほとんどないため、今治のリサイクル計画は遠い将来の夢であることを知らされてしまった。しかし、大量のプラスチックごみや廃タイヤを助燃材として利用している状況などを見ることができて、大変ためになる視察であったことを申し添えておきたい。
川崎市では、今治市で計画しているものと同方式の最新ごみ処理施設を見せていただいた。

photo-1  セメントは巨大なロータリーキルン(回転窯)内で1,450℃以上の高温で焼成される
photo-2  助燃材として使われる廃タイヤ



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