20111214 NO.5
◎富士山登山
現在のメンバーと山歩きを始めて、10年目を迎えた。そもそも、10年前にはいきなり富士山ツアーに申し込んで平気な顔をしていたものだが、結局のところ、台風でツアーが中止になってしまった。その時は、予行演習として石鎚山に登り、ツアー中止後、富士山に替えて鳥取大山にチャレンジ。ヒィヒィと喘いでしまったものの、山の魅力を感じることができて、以降、毎年の山歩きが続いている。
昨年登った九州霧島山が少したってから噴火してしまったことと、今年3月の大震災の時に富士山直下でも大きな地震があったことで、いつまでも待っていられないと衝動に駆られてしまい、富士山ツアーを申し込むことになった。10年目にして、日本百名山10峰目。経験を積んだことで、今回は神様も許可してくれたようで、無事に行って帰ることができた。
ツアーは、大阪梅田発、富士スバルライン5合目までバスで行き、そこから吉田ルートを上り下りするもので、富士山火口をぐるっと1周する「お鉢めぐり」もメニューに入っている。途中、山小屋で2泊することから、どちらかといえば初心者コースであり、ちょっとだけ経験を積んでいる者として甘く見てしまっていた。
5合目からは、専門の山ガイドが前後に付いてペース配分してくれる(一番弱そうな人に合す)ので、ほとんど疲れを感じずに上ることができた。ただ、晴れていても、霧が来たなと思ったら瞬く間に強雨に変わったりして、やせ我慢したことと、雨具(特にズボン)がパッと着れるタイプでなかったので、山頂に着いた時にはびしょ濡れでガタガタ震えてしまった。
photo-12 2列横隊で5合目を出発
photo-13 1泊目の「花小屋」内 肩と肩がひっついて動けない
photo-14 上りは岩場が続く ここが一番の難所
photo-15 吉田大沢 昔はこの沢の中が下山路だった
photo-16 霧の中をゆっくり上る
photo-17 3,000m付近からは植物がなく赤茶けている
photo-18 日本最高峰富士山剣ヶ峰3,776m
photo-19 富士山火口 直径700m 1周約2時間
山頂小屋で濡れたものを着替え、温かい(けど硬い)ラーメンを啜って、まだ雨が降っている中をお鉢めぐりに出発。剣ヶ峰を体験し、少し歩いたころから雨もあがり、1周したころには快晴になった。下山路は荷物運搬用のブルドーザ道。礫混じりの砂道で急こう配。引力の導くままハイペースで下ったせいか、2泊目の「太子小屋」では頭がガンガン。高山病の症状で、私だけかと思いきや、みんなそうでした。
目覚めたときにはすっきりして、上下2層になった雲海の間の「ご来光」を拝みつつ、気持ちよく下山することができた。
photo-20 下山路 太子小屋(3,100m)目前
photo-21 夕食メニュー
photo-22 ご来光 8月28日午前5時10分
photo-23 下山路3,000m付近
photo-24 下山路2,500m付近 緑が出てきた
photo-25 下山路 最後の休憩
photo-26 下山後 ベテラン女性ガイドさんと
photo-27 もう一人のガイドさんは18歳 息子と同い年
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