20090219 NO.3
◎農業振興
 社会保障と並んで、食糧安全保障が、現代日本の大きな課題になっている。食糧自給率を向上させるために、地産地消の推進がクローズアップされているが、今治市の地産地消率は、地方都市としては低レベルにあると言わざるをえない。生産能力は十分あるわけだから、せめて学校給食は、地産地消率100%を達成したいものだ。今期の課題のひとつと捉えている。
 若者の定住のための働く場として、農業は魅力あふれるものだと思っている。ものを作り育てる喜びを直接感じられるし、自然の中での作業は心が癒される。どういうかたちであれ、就農者が増加するような施策を推進しなければならない。
 定年を迎えた方の就農について、私は、継続性がないという理由で否定的な見方をしていたが、よく考えてみると、2世代以上が同居する家庭で、定年を迎えた者が、順次農業を引き継いでいくようなかたちをとれば、立派な農業経営が継続できて理想的であると思えるようになった。いずれにしても、再生産が可能となるような、収益が上がる農業環境が必要である。
 私の近所の先輩M.M氏は、定年を迎える数年前に脱サラ就農したが、ズブの素人であったものが、10年も経たない間に百姓のドンになっている。やる気というより、別の何かを感じる。

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M.M氏の大根出荷準備

・12月、1月の行事

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